猫とアロマテラピー:1

最終更新: 1月14日

福島県郡山市の猫店長がお出迎えするリンパドレナージュサロン&アロマスクール、メディカルアロマ&リンパドレナージュkimyaku(キミャク)のオーナーセラピスト、橋本です。



今年の8月にナツさん、9月にベル君を迎え入れた我が家ですが、それまでは対人に対してのアロマテラピーにしか興味がありませんでした。


まあ、当たり前と言えば当たり前の話です。


しかしサロンをオープンする際にふと猫とアロマテラピーについて気になり、自分なりに調べて愕然としました。



猫に精油は危険だって!?

まずネットを検索すると、大概のページには猫に精油は有害とか厳禁と出てきます。


記事によっては『命に関わる!』なんて物々しいタイトルも。


これはショックでした。だってうち、アロマサロンや~ん…て。


しかし、色々な記事を読むと、どうも出所が1つのようなのです。


要するに『猫に精油は有害』と記すサイトの殆どが、どこかの記事のコピペをしているであろう内容なんです。


そしてその内容がちょっと悪意があるなというか、思慮に欠けると私は感じたので、ここでその理由を解説したいと思います。



●ネットの記事の内容


どの記事を読んでも出てくる内容が以下です。


1:猫は完全肉食動物なので植物の成分を代謝する機能がない


2:ティートゥリー精油配合のシャンプーやノミ防除用商品を使用した猫が多かったので1998年にアメリカのコーネル大学で実験が行われ、ティートゥリー精油の猫に対しての有害性が発覚。


猫に対しての精油の有害性を主に訴える内容と事実ベースの内容が主に上記の2点です。


1は納得。とても納得。


とはいえネットでは白菜やキャベツを食べる猫さん、沢山いますけどね(笑)。


ただユリの花は絶対に部屋に入れないようにとナツさんの保護先からも注意されていましたし、ある特定の植物には特に耐性がないのだということは理解します。


私が疑問視したのは事実ベースで語られているような2の内容なのです。


一見実験の結果も踏まえているし、信ぴょう性が高いように感じられるかも知れません。


でも実験や論文はどのような被験体を使ってどのように行われたのか、これをきちんと読み解かなければいけないと私は考えます。



●コーネル大学の実験の内容


そもそも事の発端は1990年初頭にティートゥリー精油配合のシャンプーやノミ防除用商品を猫に使用した後に具合が悪くなるケースがアメリカで散見されるようになり、精油の経皮吸収の悪影響なのではという疑問が出たのが始まりだそうです。


具体的な中毒症状は運動失調、筋肉の震え、抑うつ状態、異常行動、嘔吐、めまい、失禁、食欲の減退、活力喪失など。


ティートゥリーを皮膚に使用してから2〜8時間の間に起こるとされており、これは人間に経皮吸収された精油の代謝時間と同等です。


この症例を詳しく追及するために1998年に行われたコーネル大学の実験。


実験内容としては、3匹のアンゴラ猫の毛を剃り、皮膚にティートゥリーが高濃度に配合された市販のノミ除け商品を使用し、3匹とも中毒症状が現れ、実験後の皮膚洗浄と治療の末に1匹は死亡、2匹は2日後完全回復したとの結果。


この内容を読んだ私の感想は、『信ぴょう性、なっ!』でした。


何がそんなに疑わしいのか、以下説明です。



疑惑その1:猫の品種問題


この実験で被験体になったのはノミの大量に帰省した3匹のアンゴラ猫とのことで、アンゴラ猫ってどんな品種!?と思って色々調べたのですが、毛の長いふさふさした品種で、一般的にはターキッシュアンゴラと呼ばれているそう。


トルコ原産のペルシャ猫の原種のようですが、単に毛がふさふさの猫の総称なの?その辺詳しい方がいたら教えていただきたいです。


このアンゴラ猫、品種的に腎臓病にかかりやすいそうで、ここがひっかかります。


その辺の短毛の雑種の猫さんじゃないのはなぜなのでしょう。



疑惑その2:被験対の数の少なさ


この実験、データとしてみるにはあまりに被験体が少ないというのが問題です。


品種が同一で3匹って、かなり偏った結果になるとは実験を始める前に考えなかったのでしょうか?


しかもその3匹の健康診断はしたのでしょうか。


その中に腎臓や肝臓に問題ある被験体はいなかったのでしょうか?


動物愛護の為かも知れませんが、実験をして危険性をきちんと確かめるのであれば、せめて10匹以上のデータは必要じゃないかと思うのです(それでも少ないけど)。


もしそれができないのであれば、獣医師と連携してデータ取りをするべきかと。


それくらいして初めて実験と言えるのではないでしょうか?



疑惑その3:濃度が明確ではない


この実験でもっとも納得いかないのがここです!


ネット記事には揃いも揃ってこの実験に使われた精油濃度を『高濃度』としか記載していないのです。


これはアロマテラピーを知らない人からしたら大きな問題ではないかも知れませんが、『猫に精油は厳禁』という事実を証明するのであれば、すんごく重要な問題なんです。


そもそも精油は植物の有機化合物の集合体なので、人間でも高濃度塗布は問題が起こります。


基本家庭内での使用は、精油の希釈濃度は1%未満が推奨です。それ以上は自己責任。


高濃度の定義は皮膚刺激の強い精油や弱い精油では注意事項や禁忌が違いますが、まず50%以上はナシとされています。


例えばこの実験で使われた精油の濃度が15%なのか(これでも一般的なアロマテラピーの考え方からしたらかなりの高濃度)30%なのか、それとも50%以上なのか、結果は全くかわってきます。


ここを明確にせずに『猫に精油は厳禁』って…なんとも本末転倒なお話です。


アロマ業界の足を引っ張りたいような悪意すら感じられるのです。



信ぴょう性の高い実験データは存在するのか問題

ネットで猫と精油の危険性を訴えているのは残念ながらアロマテラピーに詳しくない方々や、お勉強されていない事実が伺えます。


それでも猫愛の強さゆえ、色々と調べて記事を書いたんだろうなぁ…という方もいらっしゃって、愛情が深いなぁと感心します。


でも、猫への愛情が深いのと精油への誤解は別問題です。


もちろん私も実験までされているティートゥリーをわざわざ我が家の猫店長たちに使用する気はさらさらありません。


もともと自分で精油の働きを人体実験していたのに、ナツベルへの影響を考えて自分への精油のケアはしなくなりましたし、もちろん芳香浴もしません。


幸い我が家は330平米と広いので、施術部屋のみをアロマ部屋にし、お客様が帰られてからは換気をし、オイルが付く床はアルコール拭きしています。


施術後のお客様の接客を猫店長たちにお願いしていますが、お客様の身体についているブレンドオイルの濃度は1%程度。


私はこの生活は問題ないと思っています。


今日も元気なうちのナツベルさん♪



なぜ私が現在の環境で問題ないと思うのか、その根拠を次回のコラムでお伝えしますね。


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